日刊旅行通信

2007年3月28日

　日本独自の「オープンネットワーク」構築を
　冬柴大臣、オープンスカイは物理的に不可能

　政府の経済財政諮問会議が3月27日開かれ、アジア・ゲートウェイ構想の中間論点整理や航空自由化などについて議論されたが、御手洗冨士夫キャノン会長（日本経団連会長）ら有識者議員が「一刻も早く航空開放協定（オープンスカイ）を実現すべき」と提議したのに対し、冬柴鐵三国土交通大臣は、首都圏の空港容量に制約のある日本では、相互に乗り入れを自由化するオープンスカイは「物理的に不可能」として、「アメリカ型の『オープンスカイ』ではなく、我が国独自の『オープンネットワーク』として、アジアとのオープンかつ戦略的な航空ネットワークの構築」を目指すべきとの考えを強調した。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★日本独自の「オープンネットワーク」構築を
　冬柴大臣、オープンスカイは物理的に不可能
　ペリメータ目安に「羽田にふさわしい路線」検討
　羽田国際化、まずは羽田－虹橋の早期実現明記
　07年度より羽田深夜早朝枠で国際定期便就航を
　有識者議員が提言、「航空自由化4カ年計画」策定を
★06年訪米者数、日本含む主要8ヵ国がマイナス
　「議会に対して動く時」加墨除く海外が不振
　ディスカバー・アメリカ・パートナーシップ
　入国手続き改良、米イメージ改善などを提言
＜旅行関連＞
★中国・温首相の来日決定、天皇謁見・首脳会談
★パラダイムシフトが日本旅行と提携「J Travel」スタート
　団塊世代向けのハワイ長期滞在＆不動産視察ツアーを開始
★春闘、阪急交通社が賃金改善で合意
★国交省、VJCおみやげコンテストで21品目表彰
★ミシュラン、初の訪日旅行ガイドを4月4日発売
★「Travel.co.jp、ビジネスパックの特集開始
★6月の世界遺産検定試験、東京は早大と立大で開催
＜航空関連＞
★営業推進本部にネットワーク戦略部を企画室に
　全日空、顧客販売部をWEB販売部に直販強化
★ANAとヴァージンがコードシェア等包括提携合意
★JALグループは5月1日から多重予約の防止規定
★国際拠点空港のあり方懇談会、最終報告案まとめ
★SNA07年度事業計画、鹿児島―羽田線を新規開設
★SFJ、第三者割当増資1億6千万円を実施
＜デスティネーション＞
★カナダ・オンタリオ州、対日プロモーションを強化
　観光予算を増額、ACAも6月より機材を大型化
★オーストリアへ“健康になる旅”提案
　世界唯一の「坑道療法」、自己治癒能力を活性化
＜ホテル＞
★メリタスホテルズ、2年以内にホテル数20軒へ
★シェラトン・トーキョー、マネジメント会社変更
＜組織・人事＞
★ANA人事＝PDFファイル
■為替市況（27日）

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