日刊旅行通信

2007年3月30日

　阪急阪神、将来は旅行・貨物各1社に再統合へ
　阪急交通社小島社長、創業以来の改革を決断

　阪急交通社は3月29日に都内ホテルで会見し、阪急・阪神グループの経営統合に伴う旅行、国際輸送（貨物）事業の統合について小島弘社長は、2008年4月の阪急交通社の中間持株会社化、阪急・阪神の旅行2社・貨物2社の事業会社並列設立を経た後、旅行・貨物各1社に統合再編することを明らかにした。小島社長は、「まずは中間持株会社で、しっかりとスクラムを組み、その後に旅行と国際輸送毎に事業統合に向かうシナリオが自然の流れ」と述べ、その時期としては、事業会社4社がスタートした後に、相互理解を深め、競争力を高めてから考えたいとし、統合効果を見ながら決めていく方針を示した。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★阪急阪神、将来は旅行・貨物各1社に再統合へ
　・阪急交通社小島社長、創業以来の改革を決断
　・06年度決算、旅行事業営業利益14億円と大幅改善
　・価格競争から価値競争へ転換、法人営業を強化
　・阪神と仕入とオペレーションなど共有化図る
　・HBOS完全化とインターネット販売に重点投資
　・阪急阪神H角社長「団塊リタイア後のトラピックス期待」
★KNT副社長に近鉄出身の瀬戸氏、専務に内田氏
　馬越取締役と越智執行役員が常務取締役昇任
　海外旅行部長に紅谷氏、メイト・ホリデイ事業本部長に斎藤氏
＜旅行関連＞
★HIS、JAL直行チャーター便で行く夏の中欧ツアー発売
★KNT 2月実績、全部門好調で総取扱額11.3％増
★ミキ・ツーリスト、アジアクルーズの販売促進
★JTB、07年度上期は信州で「日本の旬」展開
★「VJCタイ親善大使」に女優のTIKさん任命へ
★春闘、国際旅行社が合意
★日旅、海洋冒険家・白石康次郎さんに会いに行くスペインツアー
★KNT、関西メイトで職場旅行向けTDRツアー発売
＜航空関連＞
★ヒースローのBAW新ターミナル、来年3月27日にオープン
★COA、PEX運賃を全方面で通年設定、ハワイ行きも当日購入可能
★QFA、GCマラソンに合わせゴールドコースト経由便運航
★ブラジルLCC最大手GOLがヴァリグ買収、日本路線再開は期待薄
★AXESS、CALとジョイントET発券キャンペーン
＜観光統計＞
★マカオ2月日本人渡航者数、30％増の1.9万人
＜デスティネーション＞
★中国・山東省、「孔子文化の旅」を観光テーマに
　孔子生誕の地・曲阜を紹介、聖人巡りもアピール
★韓国観光公社、テレビ東京で観光情報番組放映
＜ホテル＞
★ラグジュアリーホテルの新たなベンチマークに
　クーパー社長、ザ・リッツ・カールトン東京がオープン
★スターウッド、ニューヨークにWの新ホテル
＜組織・人事＞
★営業時間変更―マダガスカル航空（4月2日～）
■為替市況（29日）

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