日刊旅行通信

2007年4月23日

　IATA普通運賃、旅行会社の45％はKBあると回答
　公取委調査、IATA運賃水準「妥当でない」35％

　公正取引委員会は4月20日、国際航空運賃の取引実態や、IATA協定などに関する旅行会社へのアンケート調査結果をまとめた。それによると、「IATA普通運賃」を使用している旅行会社は全体の6割で、IATA協定運賃通りに仕入れている会社は27％に留まり、ボリュームインセンティブやキックバック（KB）等の割引があるとした会社は45％、券面額を指標とせずに相対交渉で仕入価格を決めている会社は21％に達することがわかった。「IATAPEX運賃」では、協定運賃額通りに仕入れている会社が50％とやや多いものの、KB等による価格調整は商慣習として続いている状況が浮き彫りとなった。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★IATA普通運賃、旅行会社の45％はKBあると回答
　公取委調査、IATA運賃水準「妥当でない」35％
　KBなど差し引いたネット金額精算は47％に
　IATA運賃協定は「必要」5割、価格破壊懸念も
★国際航空の独禁法適用除外見直しで、論点整理
　公取委、5～6月に航空・旅行業界ヒアリング
★ゴールデンウィーク予約状況
　JALグループ、国内・国際とも増加、国際線1.2％増
　ANAグループ、国内線4％増、国際線は9％の大幅増
　GW旅客予想、中部は前年比9％増、関空は4％減少
＜旅行関連＞
★AIU、新商品「Active Pass」発表会を開催
既往症・持病もカバー、各社に拡販訴える
★柴田総観審に観光立国推進基本計画要望書提出
　舩山TIJ会長など観光12団体代表が国交省訪問
★「日本風景街道の実現に向けて」提言まとまる
　奥田戦略会議委員長が冬柴大臣に提言書手交
★KNT、視察ツアー「外食・流通見聞録」発売
★ジャルパック、センチュリーライド参加ツアー
＜航空関連＞
★COA、07年度第1四半期は増収増益
★AFR、6月半ばに成田の空港ラウンジを増床
＜観光統計＞
★3月台湾日本人客、10.2％増の12万617人
＜デスティネーション＞
★仏政観、異業種巻き込み新キャンペーン
「わたしにごほうびフレンチライフスタイル」展開
＜ホテル＞
★ジュメイラ、ドバイ以外のホテル展開加速、東京も視野
2011年までに全世界で57軒目標
＜組織・人事＞
●訃報　嶋田治・阪急交通社元常務

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