日刊旅行通信

2007年5月29日

　失踪・帰国報告書の提出遅延でペナルティ導入
　中国人訪日団体観光、大幅遅延なら取扱停止

　国土交通省は6月1日より、中国人訪日団体観光旅行の取扱マニュアルおよびペナルティ制度を見直し、「帰国報告書」および失踪者が出た際の「事故等発生報告書」の提出が遅れた場合に、新たにペナルティを課す方針を決定した。既に、日本側の指定旅行会社で組織する連絡協議会（中連協）に対し、観光事業課長名で通達を発出しており、5月28日に開かれた中連協総会で花角英世観光事業課長は、「ゆくゆくは自由な旅行客の往来を可能とするのが本来の姿。そのためにも、制度の運用を厳格に守り、実績を出していくことが関係省庁および国民へのアピールになる」として、制度運用の適正化に向けた周知徹底を促した。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★失踪・帰国報告書の提出遅延でペナルティ導入
　中国人訪日団体観光、大幅遅延なら取扱停止
　航空会社にも「帰国報告書」の周知徹底を
★2006年の中国人団体客数、2.1倍の12万3955人
　失踪率0.14％で過去最低も、パイ拡大で実数増
　国交省、制度緩和へ関係省庁との調整開始
　花角課長、実現のためにも制度の厳格運用を
　張首席代表「規制緩和し交流環境の整備を」
　欧米で進む規制緩和、中国人客の誘致競争激化
★豪ATE2007が開幕、新アイデアで知名度向上を
　ベイリー大臣、レジャー市場で日本の重要性強調
　TA局長豪滞在消費額に焦点、豪全域に観光拡大
＜旅行関連＞
★4月の出国日本人数、1.2％増の130万人と微増
　訪日外客6％増、タイ・韓国・フランスが大幅増
★最も好まれる旅行者は日本人、フランス人は横柄？
　エクスペディア調べ、欧州内ホテルでアンケート
★JTBサマーカレッジに宮崎大学を追加、東国原知事登壇
★RCI、12月より開始のアジアクルーズ説明会開催
★日旅、「FCバルセロナキッズキャンプ」発売
★JALツアーズ、特典盛り沢山の沖縄商品を発売
★はとバス、出前歌声喫茶の1泊バスツアー発売
＜航空関連＞
★ジェットスター、中部就航以降の路線展開に慎重
★千葉県・自治体、内際分離政策の継続を内閣府に提出
★全日空システム障害で130便欠航、約6万人の旅客に影響
★中部4月、国際線旅客8％増・国内線5％に
★ガリレオのネット予約エンジン、AZAで採用
★ANZ、明治屋のニュージーランドフェアに協賛
★KAL、Rain東京公演に合わせ特別塗装機が成田に
＜デスティネーション＞
★TAがウェブサイトをリニューアルへ、日本語先行オープン
★ノーザンテリトリー、新日本語サイト立ち上げ
★ネバダ博物館で西部の未知の歴史を展示中
＜ホテル＞
★マリオット、香港に「コートヤード」オープン
【組織・人事】
★SIA西日本地区支配人にリム氏が就任
■為替市況（28日）

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