日刊旅行通信

2007年6月12日

　2010年度の観光消費額、5割増の29.7兆円と推計
　「観光白書」、付加価値効果は名目GDPの6.2％

　2010年度の国内観光消費額は、訪日外客1000万人、団塊世代の観光需要拡大、現役世代の有給休暇取得率向上を達成すれば、05年度比21.4％増の29兆6600万円まで拡大するとの推計結果が、6月12日に閣議了解された「観光白書」で明らかにされた。また、これに伴う生産誘発効果は、05年度比17.9％増の65兆2000億円、付加価値誘発効果は20.6％増の35兆7700億円（名目GDPの5.9％→6.2％）、雇用誘発効果は12.5％増の528万人（全就業者数の7.3％→8.2％）にそれぞれ拡大すると推計、「観光が我が国経済全体に占める重みも一層増大する」と見通した。

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＜トップニュース＞
★2010年度の観光消費額、5割増の29.7兆円と推計
　・「観光白書」、付加価値効果は名目GDPの6.2％
　・団塊世代の需要拡大、1.1兆円の消費押上げ効果
　・有休取得率55％で2.16兆円プラス、効果大きく
　・海外旅行者数は世界14位・訪日外客数は32位
　・国内宿泊旅行は平均1.73回、2.77泊に再減少
★羽田の特定時間帯チャーター「速やかに手続指示」
　冬柴大臣、近く通達発出、早ければ夏にも運航
＜旅行関連＞
★全国から支持者参集「新しい波」が躍進の集い
　王毅大使講演、中国人訪日客増加へ規制緩和要望
　二階氏、「新しい波」結束力の強さを強調
★HIS、DVD付きパンフレット設置、第一弾はカナダ
★トップツアー、カナダの大自然を巡るツアー発売
★KNT、来月開業の「アクアヴィラ」記念商品発売
★KNT、鉄道で行く日本縦断3000kmの旅を発売
★シルバーシー、モンテカルロSBM社と業務提携
★HEJ、訪日客向け着物体験プログラム発売
＜航空関連＞
★三菱重工、エアショー前に向けMRJをPR
　サポートセンターは北米・欧州・日本に
★CPA、日本支社長にジェームズ・ウッドロー氏
　営業本部長にスティーヴン・ウォン氏を任命
★関空エアポートプロモ、韓国ミッションを展開
　KALの深夜拡大とアシアナの運航期間延長狙い
★全日空、大阪－ハワイ行きにエコ割28設定
＜観光統計＞
★4月の訪中日本人、11.5％増の30.6万人
＜デスティネーション＞
★北アイルランドの陶磁器工房、今年で創業150周年
＜ホテル＞
★パラオパシフィック、施設・サービスの更新進む
　食事やスパで新メニュー、挙式プランも好評
★シャングリ・ラ、日本語を含むウェブサイトを一新
＜組織・人事＞
★TIJ役員体制、舩山会長はじめ副会長4名は留任
　常任理事に佐々木JTB社長、新任理事は6名
■為替市況（11日）

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