日刊旅行通信

2007年8月30日

　店頭販売事業を統合、新リテール会社誕生へ
　KNT、1月に事業再編、本体も事業別組織に再編

　近畿日本ツーリスト（KNT）は、2008年1月1日付で事業再編を行い、店頭販売部門をツーリストサービスに分割・統合し、新たな店頭販売専門会社を立ち上げるほか、KNT本体についても地域別カンパニー体制を改め、5つの事業別組織に再編することを決定した。これにより、各事業の専門性を高め、収支責任の明確化を図るとともに、機動力を高めて激変する市場環境に対応する。この事業再編により、2008年度（1～12月）の業績予想では、KNTは売上高約4500億円、営業利益6億円、店頭販売専門会社は売上高約1600億円、営業利益3億円に達すると予測している。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★店頭販売事業を統合、新リテール会社誕生へ
　KNT、1月に事業再編、本体も事業別組織に再編
　団体・ECC・提販・国際・eビジネスの5事業別組織に
　ECC事業は東京地区に特化、団体は8営本を設置
　メイト・ホリデイ企画部門と仕入機能を一体化
　国内仕入拠点を倍増、仕入力と企画力を強化
★近ツー中間決算、営業収益は1.9％減の372億円
　特別損失計上で通期予測修正、国内は順調推移
★日旅中間決算、連結5.0％減、収益率低下響く
　海外旅行は10.5％減、通期黒字予測変わらず
＜旅行関連＞
★観光庁設立は「大事な国の基本課題」
　冬柴大臣、2010年訪日1000万人など達成に意欲
★国交省、関係各局も観光関係予算を拡充
　歴史的環境形成で新事業、平城宮跡に歴史公園
　道路局、「日本風景街道」に3億円要求
　観光客のための道案内システム構築に3億円
　鉄道局、自治体と連携した地方鉄道活性化を支援
　自交局、貸切バスの安全性評価・公表制度構築へ
★フォートラベルとヤフー、資本と業務面で提携
★OTA、CFカードとの提携クレジットカード発行
★クラブメッド、下期は仏スキーとモロッコ新設
＜航空関連＞
★LCC「ビバ・マカオ」、9/1チャーター便で成田に襲来
★国交省、深セン航空の事業申請を許可
★COA、燃油サーチャージ引き上げ、10月1日～
★ANA、チケット電子化で新搭乗方式導入
　スキップサービスも国内全50空港に拡大
★国交省、SFJの関空線運航を許可
★成田7月、7月として過去最高の旅客数を記録
★関空7月、内際線合計旅客数は3％減少
＜デスティネーション＞
★インフラ整備に努力、タイのパタヤ市長が来日

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