日刊旅行通信

2007年9月19日

　訪米旅行促進プロモーション予算案が下院通過
　TIAボンマリート氏、日本などに1億ドル以上割当

　TIA（全米旅行産業協会）国際マーケット担当ヴァイス・プレジデントのブルース・ボンマリート氏は、本紙のインタビューで、海外からの訪米旅行を促進するため、TIAは米連邦政府に要請していた米国旅行促進プロモーション予算案は、既に下院を通過し、上院で審議する段階に入ったことを明らかにした。予算額は1億～2億ドルとこれまでのプロモーション予算と比較して桁違いに増額される。この予算案が上院を通過すれば、来年度から日本、英国、ドイツなど米国への海外旅行者が多い海外諸国に割り当てられると見られ、9.11以降低迷する海外からの訪米旅行に対して、米国が回復に本腰を入れて取り組むと期待される。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★訪米旅行促進プロモーション予算案が下院通過
　TIAボンマリート氏、日本などに1億ドル以上割当
★ハワイ・サブコミ解消し、民間主導の新組織設立
　日本ハワイ・ツーリズムサミットで再生図る
　受け手と送り手、本音で需要喚起へ意見交換
　ハワイの魅力再生に新たな観光開発必要
★海外旅行伸び悩みで、通期業績予想を下方修正
　HIS、連結は営業減益、単体は経常・当期も減益
　第3四半期業績、旅行事業の営業利益が2.7％減
　ホテル事業は営業利益17.3％増、豪経済好調で
＜旅行関連＞
★独法の整理合理化も、観光の長期展望議論を
　間宮JNTO理事長、「今年は大変重要な年」
　日韓の経済団体、10月に第2回「観光協力会議」
　御手洗日本経団連会長、経済界も観光を強化
★旅行業の電子商取引で、10月頃に施行要領改正
　国交省、検討委の報告書受け、パブコメ募集中
★8月の旅行業倒産は3件、宿泊業は12件に倍増
★ジャルパック、フィリピン方面の新商品発売
★阪神航空、タイガースの戦績で最大3万円還元
★HIS、エバー航空と共同でCA体験ツアー発売
＜航空関連＞
★8月の国際線日本人5％と大幅に減少
　関西空港、長距離路線の減便が影響
★関空、中部及び地方空港等でチャーター便　
　アンコール航空、今年は200便から250便計画
★COA、中部―ホノルル線Cクラス拡販でHISを表彰
★SIA、A380シドニー線のスケジュールを発表
　Cクラス60席、スイート12席の仕様に
★QFA、関空・中部路線はJSTとコードシェア
★JAL、エクスペディアと海外ホテル予約で提携
＜デスティネーション＞
★ネバダ州、アウトドアの魅力をアピール
　来年開催パウワウのポストファムを計画
★MVA、関空線の再開を復活の第一歩へ
　プロモーション強化と閑散期対策に取り組む
＜ホテル＞
★オークラ、台湾に2軒の最高級ホテルをオープン

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