日刊旅行通信

2007年9月21日

　国際航空協定の独禁法適用除外「抜本的見直しを」
　公取委、航空法の改正要求へ、年内にも最終報告

　公正取引委員会は9月20日、国際航空協定に関する独占禁止法適用除外のあり方を見直す研究会の第6回会合を開催し、報告書（素案）をまとめたが、「現時点において、現行の適用除外制度を維持する合理的な理由を説明することは、困難」として、「速やかに適用除外制度の抜本的な見直しを行うことが必要」と結論づけた。つまり、独禁法の適用除外を規定している航空法の改正を、国交省に求めていく方針を固めた。ただし、例えば二国間航空協定などの「国際約束」があるものについては、締結国の具体的な要請に基づいて実施されるものに限り、「暫定的な措置」を採れることを盛り込んだ。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★国際航空協定の独禁法適用除外「抜本的見直しを」
　公取委、航空法の改正要求へ、年内にも最終報告
　日系2社が意見書も、代替案は事業者側の問題
　国際約束あり相手国要請なら「暫定的措置」
　指定航空企業間合意の意義縮小－ANAに同調
　アライアンス提携の適用除外では「個別判断」
＜旅行関連＞
★オーストラリア世界遺産の専用サイトオープン
　ジャルパック、アイルで世界遺産商品も発売
★ジャルパック、「インドへ行かなきゃ！」発売
★HALの日本人コーディネーター乗船コース決定
★HIS、上限50万株の自己株式取得
★ANAセールス、上海での植林ツアー発売
★国立西洋美術館本館を世界遺産暫定リストに追加
★JTB、キリンと共同「栃木のうまいもの味わおう！」発売
＜航空関連＞
★IATA 07年利益56億ドルに上方修正、中印が拡大
　08年は原油高騰、金融不安で78億ドルに下方修正
★JAL那覇－札幌線も運休へ“観光路線”の運休相次ぐ
　ANA、新潟/仙台/富山－福岡、庄内－札幌線運休
★JAL、ジャムコ株を伊藤忠に9月末売却へ
★SIA、A380初便オークション売上190万Sドルに
　最高落札額は1200万円、日本人落札者は3名
★HDA、カトマンズ線を再開、日本路線の接続可能に
★「空の日」で冬柴大臣「アジア各国とオープンで戦略的枠組み構築」
★ANA/埼玉女短大、インターンシップや教材開発で提携
★ANA/ANK、10月からチーフパーサーの新教育プログラム開始
★スターフライヤー、関空線利用率80％で推移
＜デスティネーション＞
★中東のアブダビ、日本へのアプローチ開始
　JATA博に初出展、富裕層をターゲットに
★スカンジナビア政観、冬期需要の喚起に力点
★NZ政観、キャノンとのコラボレーション展開
＜ホテル＞
★デュシット、アジアのトップ10チェーンに
★ジュメイラ、ドバイでラマダン特別メニューを展開

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