日刊旅行通信

2007年9月27日

　JNTOとVJC実施本部事務局を早期に統合へ
　国交省、観光庁創設睨み、実行部隊を一本化

　ビジット・ジャパン・キャンペーン（VJC）実施本部の2007年度第1回執行委員会が9月26日に開かれたが、執行委員長を務める本保芳明国交省総合観光政策審議官がこの席上、国際観光振興機構（JNTO）とVJC実施本部事務局を、早期に統合したい考えを表明したことが明らかになった。
　JNTOとVJC事務局を巡っては、従前より、VJC業務を分け合う形で一部業務が重複していたほか、VJC事務局は民間企業からの出向者を中心に組織されており、民間にかかる経済的負担の問題などからも、体制を一本化することで効率化を図るべきとの声が民間サイドから挙がっていた。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★JNTOとVJC実施本部事務局を早期に統合へ
　国交省、観光庁創設睨み、実行部隊を一本化
　2007年の訪日外客800万人「このまま行けば到達」
　VJC下期計画、訪日スキー客や教育旅行を強化
　北米で冬の京都プロモ、各地でTV番組活用も
★MAS、1月初頭で中部―クアラルンプール線運休
　中部撤退の動き、東南アジア路線にも波及
★外務省、ミャンマー全土に「渡航の是非」発出
　ミャンマー政府は2市に夜間外出禁止令を発令
＜旅行関連＞
★観光政策推進で2010年訪日1000万、海外2000万人めざす
　冬柴大臣、旅行業界に韓国、中国商品造成期待
★楽天トラベル、グアムに9月会員向けラウンジ開設
　現地法人軸にグアム全体の需要底上げ目指す
★名鉄観光中間決算、収支改善も特損で赤字拡大
　海外旅行収益13.6％減、国内旅行は前年並み確保
★JATA夏の旅行動向調査、海外から国内にシフト
　燃油高長期化で10-12月も海外低迷続く見通し
★JTB秋旅行動向調査、旅行意欲高く国内予約好調
　海外予約は9月、10月プラスも11月はマイナス
★HIS8月実績、海外旅行7.3％増、国内旅行8.8％増
★ジャルパック、パンパカパンダ成都・臥龍を発売
★世界遺産検定の申込受付を10月1日より開始
＜航空関連＞
★AXESS、航空6社と業務渡航セミナー開催
　新運賃システム「Pro-Fare」、10月8日に稼働
★KAL、エアオン廃止でPEX運賃に一本化
　PEX運賃、ビジネス／レジャー需要の2本立て
★米運輸省、大手6社の米中路線開設を暫定認可
　来春はDALとUALが新路線、USAも09年に参入
★KAL、クーポンブック秋冬版の配布を開始
＜観光統計＞
★8月マカオ日本人渡航者数、20％増の2万6007人
＜デスティネーション＞
★上野公園で「アメージング・タイランド・フェスタ」開催
　TAT主催、秋篠宮殿下がご見学、動物園にはタイ風東屋も
★英国政観、映画「ミス・ポター」のロードマップ作成
＜ホテル＞
★ホテルにメリーゴーランド、パリのホテル・プラザ・アテネ
★リゾートソリューション、温泉再生事業が好発進
＜組織・人事＞
★豪政観、マーケティング本部長にホルト氏
★井上観地課長補佐が英国赴任、観光政策を研究
　国交省10月1日付、航空事業課専門官に折原氏
■為替市況（26日）

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