日刊旅行通信

2007年10月23日

　中国旅行需要が鈍化、食品衛生問題が影響
　9月以降前年割れ、パッケージ・団体に打撃

　日本人の海外旅行を支えている中国への訪問者数が、9月以降鈍化し始めている。日本旅行業協会（JATA）がまとめた大手旅行のパッケージツアーの取扱実績は、前年比で9月は5.4％減、10-11月の予約状況も前年割れを示している。航空会社、旅行会社もここに来て実績、予約ともに低迷している状況で、一連の中国食品の衛生面に関するマイナス報道が大きく影響しているという意見が圧倒的だ。このまま推移すれば、今年の海外旅行者数が前年を割る可能性も出てきた。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★中国旅行需要が鈍化、食品衛生問題が影響
　9月以降前年割れ、パッケージ・団体に打撃
★「観光庁」新設と、JNTOの体制強化を要望
　TIJ、自民党観光特別委員長や与野党議員に提出
＜旅行関連＞
★KNT、ダイナミックパッケージ「旅せるふ」23日開始
★じゃらんnet、JALダイナミックパッケージコーナー開設
★阪急交通社、QE2最後の日本寄港で太平洋横断クルーズ発売
★スター・クリッパーズ、旅行会社向け特別料金
★東北観光推進機構、広域観光モデルルート紹介冊子発行
★京都のセブンイレブンとスターバックスが観光案内所に
★HIS、全豪オープンテニス観戦ツアー発売
★第12回ヘルスツーリズムセミナーを11月開催
＜航空関連＞
★関空平野副社長、関西圏旅客数はテロ以降回復せず
　日本全体の出国者戻るも関西は低水準に
★エア・アジアX、オリックスが株式取得を検討
★NWA、32機目のA330型機を受領、世界最大の保有会社に
★COA、100社目のインターラインET提携結ぶ
★アマデウス、20周年記念でキャンペーン
★AXESS、ハワイアン航空の予約・発券キャンペーン実施
＜観光統計＞
★上半期の北海道来道者数、2.2％減の703万人
　6ヶ月連続で減少、航空機は大阪発のみ増加
★ベルギー4-6月日本人宿泊数、3.5％増の3.6万泊
＜デスティネーション＞
★カリフォルニアのディズニーランドが拡張
　映画「カーズ」のテーマパークなど、ホテルも増室
★「L.A. LIVE」第一期工事完了、ノキア・シアター誕生
＜ホテル＞
★ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのラグーンが再オープン
★JALホテルズ、中国・無錫に新ホテル09年開業
★スターウッド、バンコクにもWが11年にオープン
★藤田観光第3四半期業績、経常利益46.3％増
■為替市況（22日）

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