日刊旅行通信

2007年10月29日

　07年海外旅行者数、4年ぶりに前年割れほぼ確実
　07年訪日外国人数、円安追い風850万人到達も

　JNTO（国際観光振興機構）がまとめた1-9月の日本人出国者数は、前年同月比0.7％減の1304万5000人となり、依然としてマイナス状態が続いている。9月単月は1.6％増の159万6000人と5カ月ぶりにプラスなったものの、10月以降は旅行需要を支えている中国方面の伸びが鈍化していることなどから、さらに冷えこむことが予想されており、このまま推移すれば、2007年の海外旅行者数は、03年のSARSでの落ち込み以来、4年ぶりに前年を割ることがほぼ確実となった。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★07年海外旅行者数、4年ぶりに前年割れほぼ確実
　07年訪日外国人数、円安追い風850万人到達も
★ANA中期計画前倒し、年明け1月にも策定
　注目は大型機、777・747-8・A380が候補か
★SAS、ボンバルディアQ400の運用中止を決定
　当面近距離路線で、日系2社への影響必至
★エイチ・エス損害保険、損害保険業の免許取得
　海外旅行保険を主体とする旅行保険に特化
＜旅行関連＞
★JATA、添乗業務等の対価支払いで点検を要請
　みなし労働の是非未決着も、現行法遵守徹底を
★NCL、08年スケジュールはハワイ2隻態勢に
　地中海方面は日本人向けサービスを拡充
★HIS 9月実績、総取扱高7.3％増、海旅は7.0％増
★ジャルパック、年末年始サイパンの販売好調
　JALチャーター利用、発売わずかでほぼ完売
★ジャルパック、スーパーTC同行ツアーの追加商品
★ミャンマー全土を「渡航の是非」に引き下げ
★杉良太郎日・ベトナム親善大使がベトナム訪問
＜航空関連＞
★HVN、12月15日に中部―ホーチミン線運休へ
　マレーシア航空に続き、相次ぐ中部路線の運休
★成田冬ダイヤ、ANAがムンバイ線など28便/週増便
　国際線は30便/週の増便に、貨物が29便/週増
★成田上半期、国際旅客数は1％減少
　外国人旅客は9％増と好調、日本人は1％減
　9月運営概況、香港・グアムで前年割れも他方面堅調
★成田内際乗継施設整備、年間30％の旅客増を見込む
★中部上半期国際線旅客は4％増と堅調も、国内線4％減
　9月実績、国際線旅客4％増も国内は4％減
★成田空港、グリーンポートエコ・アグリパークをオープン
＜デスティネーション＞
★ハワイ州、“ジェイ・ウォーキング”取締強化
★アラモアナセンター、来年3月に拡張工事完了
＜ホテル＞
★リッツ・カールトン、米アリゾナに新ホテル09年開業
＜組織・人事＞
★旅工房、福岡支店開設、5日より記念セール
■為替市況（26日）

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