日刊旅行通信

2007年11月26日

　08年度のアジア・オセアニア線、普通運賃10％値上げ
　4月からの燃油サーチャージ切り下げ額が焦点に

　国際航空運送協会（IATA）のアジア・オセアニア線の運賃調整会議がこのほど開催され、2008年度（2008年4月1日～2009年3月31日）の日本発IATA普通運賃を、F・C・Yクラスともに10％値上げすることを決定した。グアム・北マリアナ諸島行きのY2運賃のみは15％値上げとし、07年度に据え置いた分を上乗せする。
　2005年2月の燃油サーチャージ導入以来、IATA運賃本体が値上げされるのは、今回が2回目。初回は2007年4月からのIATA運賃値上げ（普通運賃で欧州線5％、米州線7％、韓国・東南アジア線7％の値上げ等）だが、この際には、運賃値上げを受けた燃油サーチャージの切り下げが行われたものの、値下げ幅は片道ベースで100円～1000円と、想定以下の小幅なもの

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★08年度のアジア・オセアニア線、普通運賃10％値上げ
　・4月からの燃油サーチャージ切り下げ額が焦点に
　・夫婦割引や学生割引を廃止、シンプル化の方向
　・「フラットベッドサーチャージ」は最低額廃止
　・PEX運賃は6～9％程度値上げ、IT運賃は据え置き
　・日本－オセアニア線のフレックスフェア導入は09年度～
★ANA、国際線燃油サーチャージ据え置きを決定
　1～3月はJALと最大往復8000円の差、別戦略は初
■雲上快晴－11月22日、民間航空の歴史が動いた
★KAL、LCCは来年5月に運航スタート
　中国・山東省／海南省へ就航、日本路線の参入も
＜旅行関連＞
★飛行船ツェッペリンが就航、就航記念式典を開催
　秋晴れの空、優雅なツェッペリン号に体験搭乗
★シルバーシクルーズ、燃油サーチャージ導入
★アンケート調査、祝日は現行まま、3連休は若い世代ほど支持
★ロイヤルロード銀座、超豪華年越しプラン発売
★JTB関東、学生団体向け地域交流プログラム企画
＜航空関連＞
★ビバマカオ、来年初頭での成田週4便化に意欲
　CEO来日、12月15日よりチャーター週2便就航
　マカオ観光局、今年の日本人30万人突破は「確実」
★ANA、TAPポルトガル航空とコードシェア開始へ
★関空平野副社長ら広州にミッション
★アマデウス、MIATなど2社の機能を拡充
＜観光統計＞
★10月の北海道来道者数、8.3％減の114万人弱
＜デスティネーション＞
★GVB、12月に大阪と東京で販促セミナー開催
★グローバル・リファンド、イタリアSHOPガイド発行
＜ホテル＞
★マリオット、創業80周年記念ゴルフトーナメントを開催
＜組織・人事＞
●訃報　江藤隆美元運輸大臣

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