日刊旅行通信

2007年12月21日

　国際線キャリアPEX運賃、来年4月より下限撤廃へ
　国交省航空局、割引率に関わらず原則自動認可

　国土交通省航空局は、航空会社が独自に設定できる国際線のキャリアPEX運賃について、IATA-PEX運賃額の7割引までとする下限を、2008年4月より撤廃する方針を固めた。これにより、航空会社はより割引率の高い事前購入型のA-PEX運賃などの販売が可能となり、運賃の多様化や低廉化が期待されるほか、航空会社による国際航空券の直販比率がさらに高まることが予想され、パッケージツアー向けのIT運賃のばら売りによる格安航空券の流通市場にも大きな影響を与えそうだ。

日刊旅行通信 CONTENTS

＜トップニュース＞
★国際線キャリアPEX運賃、来年4月より下限撤廃へ
　・国交省航空局、割引率に関わらず原則自動認可
　・キャリアCクラスの下限、欧州はY2廃止でIATA-PEXに
　・燃油サーチャージ、4月の運賃値上げで「下げること必要」
　・LCCやローカル線課題、羽田国際化の配分も
　・独禁法関係、現状の調査分析後に検討会発足を
★新規に観光圏の形成支援、観光産業モデル構築
　・08年度予算、観光立国推進に3％増の42.7億円
　・VJCアップグレード30億円、リピーターと新市場開拓
　・国際会議支援、アウトバウンド予算1500万円計上
　・JNTO運営費交付金20億円確保
＜旅行関連＞
★JTBたびQ調査、今年のクリスマスに旅行17％に
　海外2割で欧州やアジア、国内は東京ディズニー
★JTB九州、高速乗り放題「ドラ旅・南九州」企画
★第1回料理検定が来年3月実施、JTB西など協力
★プリンス系スキー場、来場者49％増と出足好調
★カカクコム、yoyaQ.comと価格.comのID統合
★クラブメッド、サホロで大規模プレスツアー実施
★北海道夕張市、再建プロジェクトが本格始動
＜航空関連＞
★EVA、小松・宮崎の運航権獲得、関空―LA線も
　台湾当局が配分、遠東と復興のチャーター運航も認可
★CES、成田-南京線を開設、20日より運航開始
　上海線と組み合わせた新ルートの提案へ
★特別整備勘定に５,406億円、拠点空港に3千億円
　航空局、20年度予算に内示で関空物流施設展開へ
★関空20年度予算、連絡橋売却で補給金倍増
　関空連絡橋道路通行料金が半額にひき下げへ
★JALプレミアムエコノミー、フランクフルト線拡大
★関空、「YOKOSO!JAPAN WEEK 2008」へ参画
★INFINI、USエアウェイズの機能を拡充
★HDA、ベストエアライン・チャイナ賞を受賞
★VIR、ゴルフ手嶋プロのラウンドレッスンを実施
★SFJ11月、関空線の利用率77.3％と高水準維持
★成田平行滑走路北伸工事、国道切り替え作業進む
　計画通りの進捗、東側誘導路の新設工事も順調に
＜観光統計＞
★11月訪台日本人客、5.9％減の10万7985人
＜デスティネーション＞
★ディズニー・ハリウッド・スタジオに改名
＜ホテル＞
★スイスホテル、エストニアのタリンに新ホテル
■為替市況（20日）

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